味方の思想的基盤 トチロー 5月13日(日)12時47分 トチローです。みなさんの御紹介される論文では、やはり三浦さんのものが具体的な指摘に感じました。
【思考の親和性】
大多数の国民は、確かに「市民」ではなく「国民」となることで政治的世界
の足掛かりを持つことができる。この政治的世界は、そのまま日常の価値判断
に連続していて、自らの狭い生活意識のなかでの、安全な個人的利益を求める
正当性を補完している。
例えば、風俗が好きで不倫が好きな人は、自分の家庭には貞淑な妻なり夫な
りを求めていて、「世の中、多少の不合理はつきものだ」とうそぶいて、この
矛盾には平然としている。このとき、「世の中の不合理の正当性」は、そのま
ま保守・右派の政治思想と直結している。
自分の給料が安定するように、下請けを叩き、市場独占をしようとするとき、
それは善であり、「多少の犠牲はやむをえない」という強い人間を演出する必
要にかられる。このとき、石原都知事の横着には意気通じるものがある。(続きを読む)
『世界』と『諸君』 柘植洋三 5月10日(木)18時27分 雑誌『世界』と『諸君!』の6月号に東京都知事選挙の記事が掲載されています。以下紹介です。
『世界6月号』 【緊急座談会】
何が石原三選を招いたのか
――ネオリベラルな〈石原的なもの〉を超えて――
石田英敬/楠 典子/塚田博康
4月8日に投票された東京都知事選は、現職の石原慎太郎氏の三選という結果になった。しかし、市民団体が対立候補の擁立に成功し、投票率が上がる中で石原氏の得票が下がるなど、4年前の都知事選からは変化も見られる。都政を長年取材されてきたジャーナリストやメディア論の気鋭、そして対立候補の擁立に中心的役割を果たした市民活動家ら、選挙戦を総括するとともに、ネオリベラルな〈石原的なもの〉に対抗していく戦略を語り合う。
いしだ・ひでたか 東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。著書に『記号の知/メディアの知』(東京大学出版会)
など多数。
くすのき・のりこ 「東京。をプロデュース2007」代表。主婦。山梨県でペンション経営。
つかだ・ひろやす 元『東京新聞』論説委員。都庁キャップ、社会部デスク、編集委員を歴任。著書に『東京都の肖像』(都政新報社)など多数。 この記事で注目されるのは、「東京。をプロデュース2007」の楠さんの、浅野氏を推挙するに至った経過の報告です。
日の丸、君が代などをめぐって教育現場で起こっている悲惨な事態を解決するには、石原知事を変える他には無いと2年前に思いを定め、そのためには統一候補で!と共産党・革新都政を守る会や民主党に働きかけてきた経過が、その渦中にいた人でないと出てこないリアルな言葉で語られています。(続きを読む)
勝手連選挙反省会のご報告 まっぺん 4月29日(日)16時24分 ●大盛会だった反省会
昨日、勝手連で頑張った人たちが集まって初めての反省会をやりました。メールでの呼びかけに対して、およそ100名も集まりびっくりしました。僕は「集まるのは20〜30程度だろう」と思ってましたし、呼びかけ人側では「椅子はせいぜい60もあればいいか」と考えていたそうですが、後から後からやってきて会場がいっぱいになってしまった。また60部しか用意しなかったレジュメや資料も足りなくなって、急遽増刷するという事になってしまいました。
次の方々から発言がありました。「東京。をプロデュース2007」の楠典子さん、「浅野史郎さんを勝手に応援する無党派ネット」と「女性勝手連」の寺町みどりさん、同じく「女性勝手連」の上野千鶴子さん、「チェンジ・トチジ」の加藤直樹さん、学者・ジャーナリストの「がじゃ連」を立ち上げて頑張った小原隆治さん、「大江戸勝手連」田中みつさん、その他、塩田さん、福士敬子さん、その他会場から意見が多数寄せられました。「明日も晴れ」の大木晴子さんも頑張りすぎて一時入院されたそうですが、昨日は元気に復帰し、行動を始める事の大切さを話してくれました。(続きを読む)
仏大統領選挙の教訓 まっぺん No.01807 (都知事候補、吉田万三さんの掲示板への投稿)
http://www.manzo-y.jp/bbs/bikke.cgi?board=manzo
●教訓1
フランス大統領選挙の場合も前回2002年の時と比較すると分かる事があります。まず投票率が前回の約70%と比較して85%へと増大している事です。また前回は中道左派(社会党)と中道右派が票を減らして極右ルペンと左派(トロツキスト派)が伸びたのに対して、今回は、ルペンが前回より100万票も減らし、また左派も社会党ロワイヤルに集中した分、他の左派の票は激減しました。(続きを読む) フランス大統領選挙第一回投票結果 まっぺん 4月24日(火) ニコラ・サルコジ/国民運動連合(内務省長官) 31.18
セゴレーヌ・ロワイヤル/社会党 25.87
フランソワ・バイル/フランス民主連合 18.57
ジャン・マリ・ルペン/国民戦線(ファシスト) 10.44
オリヴィエ・ブザンスノー/革共同(第四インター) 4.08
フィリップ・エ・ヴィイェール/フランス行動党 2.23
マリー・ジョルジュ・ビュフェ/共産党 1.93
ドミニク・ヴォワイネ/緑の党 1.57
アルレット・ラギエ/労働者の闘争派 1.33
ジョゼ。ボヴェ/独立派(農民闘争の英雄) 1.32
フレデリク・ニハウス/狩猟・釣り・自然・伝統(エコロジー右派)1.15
ジェラード・シヴァルディ/労働党(ランベール派)0.34
●政界主流の右傾化と左派惨敗
開票率100%の各候補得票数です。ブザンスノーは4・08%、149万8835票で第五位でした。LCRが提唱していた「反資本主義左派統一戦線候補」が挫折し、左派がそれぞれ独自候補を立てた結果、票が分散し、大方の予想どおりサルコジとロワイヤルの決選投票となったわけですが、反資本主義左派は全体に大きく後退し、ブザンスノーのみが前回とほぼ同水準を維持した他は全て1%台。左派各候補の得票を合計しても、LCR+LO+緑+共産党+ボヴェで合計10・23パーセント。ランベール派も入れるとルペンの10・44を辛うじて抜いて10・57%。ようやく第四位になる数字です。(続きを読む) 三浦小太郎氏の都知事選批評 4月15日(日) 以下は三浦小太郎さんの反石原選挙への批評です。「まこと」さんのブログから転載。
マジョリテイの意識に届く言葉を
今回の選挙ほど、マジョリテイに対して届く言葉を見つけることの必要性を感じさせるものは少なかったと思う。浅野氏、吉田氏の敗北は統一候補を作れなかったことではなく、東京都民のマジョリテイを捕まえ損ねた点だ。そこを再認識しない限り、日本では自民党的なもの、東京では石原氏的な存在が勝ち続けるのではないか。
東京には確かにネットカフェ難民も、ワーキングプアも、そのほか様々な追い詰められている人々が存在する。浅野氏に彼らの「悲鳴」が聞こえた、というのは、それはそれで間違いではないだろう。しかし、それはあくまでマイノリテイの声であって、東京マジョリテイは「追い詰められ」ているという意識は、少なくとも主観的には無かったと思う。その結果が今回の選挙結果だ。(続きを読む)
|